大谷温泉は、岩手県北端・洋野町の高原地帯に位置する、久慈平岳(標高706m)の麓にある温泉です。
県内屈指のラドン濃度(27.8マッヘ)を誇る洋野町唯一の天然温泉で、地元の人々はもとより、県内・県外の各地から湯治を目的のお客様で賑わっています。
大谷温泉の歴史は、この地がかつて日本二大鉄山の一つと言われた大野六鉄山の一部 ―大谷鉄山― として名を馳せた頃から始まるという説があります。天明二年(1782)から操業された大谷鉄山は名刀の要となる良質な製鉄の宝庫として繁栄し、運搬業や鉄山労働者等の多くの雇用を生み出しました。そこで働く人々が製鉄の過程で負ったやけどや眼病を大谷の湧き水で治していたと言われています。
一方、一般客を相手に開業した歴史は昭和初期から始まります。昭和9年に「種市ラヂウム鉱泉合名会社」の名で公衆浴場として開業し、主に戦争で負傷した人々が湯治に来ていました。その時には「一度入浴すると三日も体が火照るほど温まり、発熱以外の風邪も治る」と言われていました。「大谷温泉」の名で創業したのは昭和49年からです。
温浴中、ラドンを体内に吸収すると、新陳代謝が高まりホルモンの分泌をよくし、コリや痛みの原因になっている老廃物を流し去る働きがあります。
源泉名 | 大谷温泉(おおやおんせん) |
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泉質名 | 単純弱放射能冷鉱泉(低張性中性冷鉱泉) |
泉温 | 10.3度 |
ラドン含有量 | キュリー・ラドン/kg |
特徴 | 無色透明にして、無味無臭。自然湧出。 |
ph | 6.2 |
湧出量/分 | 50l/分 |
効能 | 【浴用】痛風、動脈硬化症、高血圧症、慢性胆のう炎、胆石症、慢性皮膚病、神経痛、リウマチ、筋肉痛疾患 |
大谷温泉の特徴は「しみじみとした雰囲気」、「飾りっ気のない気軽さ」、「温かい常連客」です。
湯上がりのごきげんな常連さんたち
〒028-7916
岩手県九戸郡洋野町種市74-137-14 Google Mapで見る
料金・お食事はお客様のご要望にできるだけお応えします。
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休業日: 1月1日(元日)のみ